トライ偏差値の計算方法
トライ偏差値は順位を競うための数字ではありません。自分の立ち位置を知り、次の目標を決めるための物差しです。
1. 何と比べるのか
同じ大会(または全大会の合計)× 距離 × 性別 × 5歳刻みの年代の完走者と比べます。たとえば「スタンダード(全大会・補正あり)/男性 40-44歳」です。
2. 計算式
タイムは対数(log)にして扱い、平均と標準偏差もその区分の完走者の対数タイムから計算します。タイムが速い(短い)ほど log タイムが小さくなるので、偏差値は高くなります。
50がその区分の平均、60で上位約16%が目安です(正規分布を仮定した場合の目安です。結果画面の「上位◯%」は実際の完走者のタイムを並べて数えています)。
3. 種目ごとと総合
スイム・バイク・ランは、それぞれの種目タイムを同じ区分の完走者の種目タイムと比べて、同じ式で計算します。総合は、トランジションを含むトータルタイムを完走者のトータルタイムと比べて計算します(種目の偏差値の平均ではありません)。
4. 人数が少ない年代
完走者が5人未満の年代は、隣の年代とまとめて1つの区分にします(まとめた区分は「合算」と表示)。人数が少ない区分、特に女性の区分は値がぶれやすいので、目安として見てください。
5. コースの難しさの補正
「全大会」で比べるときは、大会ごとのコースの違いをならすために補正します。補正係数は「その距離の全大会回の男子の中央値 ÷ その大会回の男子の中央値」で、総合・スイム・バイク・ランそれぞれに出しています。スタンダードの総合の係数は、石垣島2024 ×0.897、石垣島2025 ×0.932、石垣島2026 ×0.900、九十九里2026 ×0.925、長良川2023 ×1.108、大阪城2025 ×1.101、館山わかしお2026 ×1.018、手賀沼2024 ×0.951、手賀沼2025 ×0.947、手賀沼2026 ×1.020、WTCS横浜 エイジ2024 ×1.089、WTCS横浜 エイジ2025 ×1.039、WTCS横浜 エイジ2026 ×1.051です。
6. データの出典
- スプリント(全大会・補正あり):886人(男子705・女子181)|長良川国際 2025、大阪城 2025、WTCS横浜 エイジ 2024、WTCS横浜 エイジ 2025、WTCS横浜 エイジ 2026
- スタンダード(全大会・補正あり):8,168人(男子7,089・女子1,079)|石垣島 2024、石垣島 2025、石垣島 2026、九十九里 2026、長良川国際 2023、大阪城 2025、館山わかしお 2026、手賀沼 2024、手賀沼 2025、手賀沼 2026、WTCS横浜 エイジ 2024、WTCS横浜 エイジ 2025、WTCS横浜 エイジ 2026
- ミドル(全大会・補正あり):569人(男子465・女子104)|佐渡国際 2024
- ロング(全大会・補正あり):2,306人(男子2,079・女子227)|全日本宮古島 2026、佐渡国際 2024、佐渡国際 2025
- 伊良湖 Aタイプ(独自の距離):708人(男子629・女子79)|伊良湖 2024、伊良湖 2026
- 伊良湖 Bタイプ(独自の距離):924人(男子834・女子90)|伊良湖 2024、伊良湖 2026
- 伊良湖 Cタイプ(独自の距離):77人(男子66・女子11)|伊良湖 2026
- 北海道 Aタイプ(独自の距離):327人(男子291・女子36)|北海道 2024、北海道 2025、北海道 2026
- 北海道 Bタイプ(独自の距離):285人(男子220・女子65)|北海道 2024、北海道 2025、北海道 2026
- 皆生 Bタイプ(独自の距離):147人(男子125・女子22)|全日本皆生 2026
- 伊勢志摩 志摩トラ(独自の距離):484人(男子433・女子51)|伊勢志摩 2026
いずれも各大会が公開しているリザルト(PDF)から、完走者のタイム・性別・年齢(年代)だけを使っています(DNS・DNF・失格などは除外)。個人名は使っていません。スイムなどが短縮された回、距離が確認できない回、年齢のないデータ(宮古島2025)、大学生限定の部は偏差値の土台から外しています。5人未満の組は、隣の年代とまとめています。詳しくは数字で見る大会の特徴へ。
7. 予測偏差値(未経験者向け)
単独種目の記録(ラン、プール、自転車の巡航速度)からスタンダードの予想タイムを推定し、同じ式で評価します。推定には幅があるため、偏差値も「43〜48」のように幅で表示します。係数と根拠は 予測偏差値の「計算の考え方」 をご覧ください。